【南アの楽園ケープタウン 3~4日目】

JICA海外協力隊記

4月1日(火):ケープワイン三昧

昨晩は、IZAKAYAで、日本酒を堪能しホテルに戻ってからも晩酌&晩酌。

しかし、楽しみは人を突き動かす。今日も日の出とともに起床。

コールドシャワーを浴びて戦闘準備完了☑️

今日のメインイベントは「ケープワインのワイナリーツアー

日本代表の飲兵衛としては心躍る。

ワイナリーツアーの目的地まで小躍りで、到着しツアーバスに乗車。

事前の案内メールからも感じていたが、コワモテながらもとても陽気なツアーガイドのおじさん

「オハヨウゴザイマース!スゴイネー!」

意味は不明だが悪い気はしない。

のどかな道を進んで行く

一軒目:Rhebokskloof Estate

はじめに到着したのは「Rhebokskloof Estate」というワイナリー。

重厚な佇まいに場違い感と期待が交差する。

グループ人数なんかも考慮されティスティング会場へご案内。

相席したのはドレスアップしたヨーロピアン美女3名。独身だったらガッツポーズ案件かもしれない。

座席にはすでにケープワインとペアリングのチョコレートが鎮座。最高にアガる。

一つ一つ説明を受けながらいただく。

「これはイチゴと〜」「シナモンの風味が〜」「ベリーを数種類〜」

……。

ウズラのタマゴみたいなチョコうめぇ。

部屋着田舎成金の休日酔拳でそれぞれイキった写真を撮影して次のワイナリーへ。

貧乏根性全開で、お代わりしたのもあり意外にもほろ酔い。エンジンは温まってきた。

二軒目:Vrede en Lust Wine Estate

二軒目は「Vrede en Lust Wine Estate」というワイナリー

こちらでは別料金だがランチをいただきながらのティスティング。

白ワイン、赤ワインを飲む際のそれぞれのグラスの持ち方や産地による違いなどを教えていただいた。多分。

ランチではハンバーガーをチョイス。ポテトが美味かった。

そして葡萄畑を一望し、終了。

飲むのは良いんだけど、飲んで→バスに小一時間揺られて→飲んで→バスに…のローテがしんどい…。

TKOさん大丈夫かな…?

小休止:Stellenbosch Central

なんやかんやでツアー開始から6時間が経過。

そして、箸休め的に「Stellenbosch Central」にてケープタウンの古民家を見学。

覚えているのは、外に落ちてたどんぐりがおっきかったことくらい。

…ここの見学はなくても良いかなぁ。

ちなみにNOKさんは降りずにバスへ居座るというヤンキーっぷりを発揮。

やんちゃだ。

三軒目:Blaauwklippen

最後の三軒目は「Blaauwklippen」というワイナリー。

入口ではウェルカムスパークリングがお出迎え。(ノンアルも選択可)

ワイン樽や瓶詰めの行程なんかを見学させていただき、最後の大勝負。

いざティスティング。

なんとも分かりづらい区切りで置かれた、チーズやドライフルーツを初対面同士で「どうぞどうぞ」しあいながらワインと共に摘む。

飲んだ人からお代わりをもらったり、お土産コーナーを見学したりとバス出発まで自由行動

トイレに行きたかったこともあり、匂い嗅いだりグラスを回したりツウぶる小芝居を挟みつつほぼ一気飲み(赤坂御用地でのご謁見を思い出す。)

優雅にトイレを済ませて、お土産コーナーに行こうとしたら…

まだ頑張ってた。

いや…けど、お酒苦手な人からするとしんどいツアーではあるなーと思います。笑

誘っといてですが…笑

トータル1人につきボトル一本前後は飲めるツアーとなりました。

最後にTKOさんにどれが一番印象に残ってますかー?と聞いたところ

TKO「水かなぁ…」

ケープタウン出禁です。

ほろ酔い車内からの光景

ほろ酔い&意外と疲れたツアーということもあってか、陽気なツアーガイド含めて車内は意気消沈気味。ってか半分くらい寝ている気がする…。

そんな車内の窓から外を眺めていると…

スラム…スラム…スラム…

しかもまぁまぁの時速で走行しているにも関わらず30分以上は続いている。

先ほどのワイナリーの優雅さや中心部の高層ビル群を見た後だと尚更、感慨深い。

聞いた話によると南アの中でもケープタウンは経済格差が大きいそうな。

ということで少し考察。

TYK的考察

アフリカが発展しないのは、過去の搾取と現在の依存構造が深く関係しているからだと考える。

奴隷貿易の時代には、多くの若い男性(主たる労働力)が連れ去られ、労働力とともに地域の文化や食料生産関する知識も失われた。奴隷制度が終わった後も、ヨーロッパ諸国はアフリカを植民地化し、輸出用の作物(プランテーション農業)ばかりを作らせたため、自国で消費する食料を生産する技術が育たなかったのではないか。

植民地から独立後も、金やダイヤモンドなどの資源を求める国々はアフリカと一見友好そうな関係を保ちつつ、下心満載で継続的に食料援助を行ってきた。しかし、それがかえって農業技術の発展を妨げ、食料の自給力を奪ったのではなかろうか。だれでも苦労せずに得られる、糖質と脂質まみれの食料があれば大変な農作業など行わない。(もちろん極限的な飢餓状態の地域においては例外)または、外国向けの儲かる農業のみが残る。結果として現在も、一部の富裕層だけが利益を得ており、大多数の人々は農業技術も仕事も持たないまま貧困に取り残されている。さらに、コロナ禍や関税の上昇が追い打ちをかけ、多くの人々が日々の生活に苦しんでいる。

加えて、政治家たちは国民の声よりも、多額の寄付や援助を提供する外国政府や企業の意向を優先しがちであり、国内の問題よりも国外との利害関係を重視する政治が行われている。

このように、アフリカは長い歴史の中で労働力と知識を奪われ、自立した発展の基盤を築けないまま、今なお不平等と依存の中に置かれているのではないかと考える。

正解や今すぐにやるべきことはわかりませんが反面教師にしつつ、できることを模索しようとは思いました。

帰宅後

バスの発着場所の一つである「The Watershed」マーケットなどにに少し立ち寄り尚更、経済格差を感じた後、流石に帰宅。

帰宅した後は前日に買っておいた、ピザやツマミを広げてプチパーティー。

疲れたのでNOKさんにピザ焼きを押し付けようとしたが失敗したのは良い思い出。

アルコールも過剰摂取し大満足の一日でした!

4月2日(水):ドタキャンからの暴飲暴食

今日は「ロベン島」ツアーに参加!のはずだった…。

ロベン島とは

ロベン島は、南アフリカのケープタウンの沖合約7キロに位置する小さな島です。名前の「ロベン」はオランダ語で「アザラシ」を意味し、かつてこの島に多くのアザラシが生息していたことに由来しています。

この島は17世紀から長い間、流刑地や刑務所として使われてきました。特に20世紀のアパルトヘイト時代には、政治犯を収容する場所として悪名高く、ネルソン・マンデラもこの島で18年間を過ごしました。彼はここでの過酷な生活の中で多くを学び、後の南アフリカの民主化につながる活動へとつなげていきました。

1996年に刑務所は閉鎖され、その後1999年にはユネスコの世界遺産に登録されました。現在は観光地として一般公開されており、訪問者はケープタウンのウォーターフロントからフェリーでアクセスできます。興味深いことに、ツアーガイドの中には実際にかつて囚人だった人もおり、彼らの体験を直接聞くことができます。

島には、刑務所のほかに灯台や教会、墓地、かつて囚人たちが過酷な労働をさせられた石切り場も残されています。こうした遺構を通じて、訪問者は南アフリカの辛い歴史とそれを乗り越えた希望の物語に触れることができます。

ということで、ツアーデスクに定刻通り寄ったところ「強風のため中止!」とのこと。

どこがやねん!ていう天気でしたが、気持ちを切り替えて周辺散策をすることに。

近くにあったお土産屋兼不気味な骨董品の博物館を見学したり…


Time Out Market Cape Town」にて日本食を堪能したり…

※同じ店の「ハンバーガー混ぜそば」が気になる…。


ケープタウン治安最悪通り「Long St」を見学したり…

もちろんNOKさんもいます。そしてこの店「Tiger’s Milk Long Street」おすすめ。窓際は×


そして〆は「MATSURI」でラーメンとアイスの天ぷら…


食ってばっか!!飲んでばっか!!

それもそのはず…これが最後の晩餐になるかもしれないので…(次回への伏線)

★ここまでの総費用

内容金額(概算)種類・備考
0~2日目
O・Rタンボ国際空港(南アフリカ)~ケープタウン国際空港(南アフリカ)【往復】29,000円航空券
※Trip.comで予約
The Rockwell Luxe with V&A Waterfront & Sea View【ケープタウン5泊】50,000円宿泊費
※Booking.comで予約
ケープタウン観光ツアー12,000円観光費
※Tripadviserで予約
テーブルマウンテンケーブルカー3,300円観光費
※公式サイトから予約
ボウルダーズビーチ入場料1,800円観光費
※公式サイトから予約
ケープポイント・喜望峰入場料3,500円観光費
※公式サイトから予約
3~4日目
ワイナリツアー6,500円観光費
※Tripadviserで予約
合計106,100執筆時時点

※すべて一人分の費用です。また食費代、お土産代、細かい交通費、雑費等は別です。


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