4日目 ~リハビリセンターとBIG5~
AM8:00
いつも通りの朝を過ごし「Moholoholo Animal Rehabilitation Centre」(MAP)へ向け出発した。
肉食動物をはじめ、多くの動物が様々な理由で保護されているらしい。
と言ってもここは、ロッジの時点で大自然の真っただ中。
道中からその辺の動物園に引けを取らない出会いがある。
プンバ(英名:Warthog) レア度:☆☆★★★(3/5)
和名:イボイノシシ
特徴:体高約60〜80センチメートル、体重50〜150キログラムのイノシシの仲間。顔に突起状の「イボ」があり、これが名前の由来となっている。大きな牙を持ち、主に掘るためや防御に使う。雑食性で草や根、果実だけでなく、小さな動物も食べることがある。天敵から逃げる際には素早く穴に潜り、尾を立てて走る姿が特徴的。サバンナや草原に生息し、家族単位で行動することが多い。
センターへ到着後、ツアー開始まで併設されているお土産屋やミュージアムを見学することになった。
乱獲や事故、環境破壊などの人間による死や自然死などで亡くなった動物たちの”はく製”が多く展示されている。
まぁ、あえてそれらの動物をチョイスしているのだろうが、いろいろと考えさせられる。
もともとはく製は苦手だったが、幾多の猛獣をこの距離で、実際に見ることが出来る貴重な機会となった。
しかし鳥一つにしても人間なんかでは到底、敵いっこないくらいに洗練され進化している。
AM10:00
自家用車での個人参加者もそ揃ったようで、センター内のツアーが開始された。
レクチャーを経て、メインイベントである「肉食動物への餌やり(何かの生肉)」を見学することに。
(なお、ここで見たBIG5はノーカウントとしている。)
ただ、ブラックレオパルドが足元の生肉をなかなかに見つけられなかったのは、少し複雑な気持ちになった…。
そして、一番見ごたえがあったのはこの子たち。(げっ歯類系の友人を思い出した。)
可愛い。
先ほどのはく製ほどでは無いにせよ、金網へ指を入れたらかじられるほどの距離で猛獣を見られる貴重な経験となった。
こういった保護活動により一層、敬意を払っていきたい。
PM1:00
ロッジへ戻り、ヒポポよろしく水浴びをすることに。
よーくよく考えてみれば、全身水につかるのは日本からの出国以来初めてだった。
つまり100日以上ぶり…。JICA協力隊、改めてすごい生活だ…。
PM2:00
昼食を頂き、午後のサファリツアーへ出発。
今回は初日と同じ、クルーガー“じゃない方”のツアーコース。
本日ももちろん40℃オーバー。
さらには前日の疲れ(&プール)、そして“本物”を知ったことにより消極的だった。
そして、序盤は案の定に昨日同様同様の動物しか姿を現さない。そう、序盤は…。
時間的にも帰路についていたその時、個人的に最も会いたかったBIG5が姿を現した。
白サイ(英名:White Rhinoceros) レア度:☆☆★★★(3/5)
和名:白犀(シロサイ)
特徴:体高約1.6〜1.8メートル、体重2〜3トンと非常に重く、サイの中で最大の種。名前に「白」とあるが、実際の体色は灰色で、広い口を持つことから「広い」を意味するオランダ語の”wijde”が「white」に誤訳されたのが由来とされる。温和な性格だが、縄張り意識は強い。主に草を食べ、広い草原やサバンナに生息する。密猟の危険にさらされているが、保護活動により個体数が回復しつつある。
これだから自然は面白い。並走してくる姿に感動した。余裕で人智を超えてくる。
PM5:00
ロッジへ戻り再度プールへ。その後焚火を囲みながらワインを嗜む。“エモい”時間となった。
なんでオジ
5日目 ~クルーガー国立公園リベンジ~
AM8:00
最終日は首都へ戻る長距離ドライブがあるため、この日が実質のツアー最終日となる。
3日目同様にクルーガー国立公園内を終日ドライブの予定である。
幸い本日は37℃と快適?な気温で助かる。
TKO氏(Insta360装備Ver.) レア度:☆☆☆★★(2/5)も気合十分である。
幸先よく、ツアー序盤で象、シマウマの群れ、さらには推しのプンバファミリーに会うことが出来た。
残すところBIG5の最後の砦「ライオン」である。
引き続き、ツアーは進んで行く。悲しいかな、見慣れてしまった動物達には多く遭遇する。
昼食では案の定、ステーキとビールを頂き午後の英気も養えた。
ツアー終盤、疲れも出てきたところ…そんな我々にクルーガーの神様が最後に微笑んでくれた…。
ライオン(英名:Lion) レア度:★★★★★(5/5)【BIG 5】
和名:獅子(シシ)
特徴:体高約1〜1.2メートル、体重120〜250キログラムの大型肉食獣。雄はたてがみを持ち、群れのリーダーとして役割を果たす。群れで行動する数少ないネコ科動物で、狩りは主に雌が担当し、シマウマやインパラなど中型から大型の草食動物を獲物とする。鳴き声は数キロ先まで届き、縄張りの主張や群れのコミュニケーションに使われる。「サバンナの王」として知られる一方、生息地の減少や密猟により個体数が減少している。
なんたる奇跡。そして、ツアーとしても遭遇するタイミングも順番も完璧である。
ツアー参加者大興奮のままロッジへ戻ることに。本当に来てよかった。
帰り際の「乳のみ小象」や「ひょっこりジラフ」も見られ大満足の一日となった。
PM8:00
夕食にはバッファローのシチューが振舞われた。若干の臭みや歯ごたえがよりクルーガーに居ることを実感させてくれた。
6日目 ~Bush WalkとBlyde River Canyon~
AM5:45
ホットコーヒーとスコーンをかじりつつ最終日のBush Walk参加者はレセプションに集合することになっている。
参加者が揃い、2日目とは違うテント近隣の散策をすることに。
近場と言えども、やはり準備は万端である。
様々な植物を紹介&食しつつ小1時間程度で終了。
フンコロガシの健気な坂道への挑戦やこれまで見た動植物のおさらい的な話もあり、有意義な時間だった。
AM8:00
このロッジ最後の朝食を頂き、プレトリア(空港)へ向かうことに
つくづくこのツアーに参加して良かったと思う。
しかし、7月の冬(南半球なので)の時期や乾季などのクルーガーの別の表情も見てみたい。また行こうと参加者もそれぞれ決意していた。
AM10:00
ここまでで大満足なのだが、ダメ押しとしてかツアーの最後に「Blyde River Canyon」(MAP)へ寄ることに。
圧巻の光景だった。ここもまた絶対来よう。
PM1:00
昼食ではちょっと良いレストランへ寄ることに。
ここでも煩悩むき出しで、大人のマチガイナイセットを食し、心もお腹も満たされた。
もちろん帰りの社内では爆睡した。
そして、名残惜しくもツアーの全日程はこれにて終了した。
最後に
クルーガー国立公園ツアーに関する備忘Logをお読みいただきありがとうございました。
動物がそんなに得意じゃない自分でも十二分に楽しめ、今後の人生において貴重な経験をすることが出来ました。
現役のJICA協力隊員は残念ながらプレトリア(ヨハネスブルグ)へは治安の関係から来ることが出来ないのですが、任期終了後でもクルーガー国立公園へは、是非とも挑戦してみてほしいです。
このような多くの日本人が行かずに生涯を終えるであろう(マウントではありません…!)観光地は、世界中にも、日本中にもまだまだ広がっているのだと思います。
ぜひともご紹介いただけると幸いです☺
また、こういった機会に恵まれるのもJICA隊員になるメリットだと思います。
後日、私の感想などを抜きにしたツアー詳細のみの記事もアップしようと思いますので参考にしていただけたら幸いです。
動物最高!SHARP
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