派遣中のQOL(生活の質)の大部分を占める要素の一つは、やはり現地の言語をどれだけ習得できるかにかかっていると思います。
私の場合は英語、そして少しのヴェンダ語ですね。
これまでの経験から考えると、延べ1年くらいは海外で生活しているはずなんですが、正直言って英語はからっきしです。
当時は英語の先生のせいにしていたこともありましたが、今になって振り返ると、どう考えても自分の責任です。情けない限りですが、過去を悔やむだけでは前に進めません。
しかし、大人になってからの「学び直し」の機会というのは、大いにあるべきだと思っています。それこそが生涯学習の醍醐味です。
とはいえ、実際には「忙しい」とか「時間がない」などの言い訳をして、なかなか行動に移せないのが現状なんです。そんな私を強制的に動かしてくれたのが、NTCでの語学研修と、現地の環境です。
この経験には本当に感謝しています。
研修中、70代の大先輩が新たに現地の言語を習得しようとしている姿を見て、改めて「勉強って楽しいものなんだ」と思いました。いや、そう信じたいというのが正直なところです。
今の時代、努力せずにスマホの指先一つで、必殺技を簡単に画面上で繰り出せてしまう。そんな便利な世の中で、どうやって学びへのモチベーションを維持させるかは大きな課題だと思います。
努力を重ねても「まだ足りない」と叱責されることもあり、それでは誰でもやる気を失いますよね。お金でモチベーションを高めるのも一つの方法ですが、それには限界がありますし、資本主義の負の側面を助長しかねません。
とりあえず、筋肉は裏切らないというのが私の信条です。学びも同じく、腐らず、楽しみながら取り組んでいこうと思います。脳筋バンザイ!