JICA海外協力隊員として、与えられる権利の一つに「最大20日間の任国外旅行」があります。
ただし、1日でも国外に出ると向こう半年間は次の任国外旅行ができなくなるため、その計画には慎重さが求められます。
今回は年末の職場最長期休暇を利用して、長年の夢だった初ヨーロッパ旅行を決行しました。
もちろん、費用はすべて自己負担(貯金から)。ガッコンと減りました。
さらに、職場長(校長)やJICA事務局からの渡航許可、航空券や宿泊地の事前承認といった面倒な手続きが必要です。この手間のせいで、旅行を諦める隊員も少なくないとか。
(JICA隊員希望者や現役隊員の皆さん、詳しくはJICAのHPやハンドブック、VC等に問い合わせ確認してくださいね。ちなみに私は2~3か月前から少しずつ準備を進めていました。このワクワク感嫌いじゃないね!)
それでは、第1回任国外旅行「ヨーロッパ周遊編」の始まりです!
2024/12/20:南アの実家から空港へ
クルーガー国立公園ツアーから戻った同期隊員3人。
南アフリカ隊員の実家こと、お馴染み「Milner 246 GuestHouse」へと宿泊しました。
夕食には恒例のステーキを堪能し、翌日に備えて早めの就寝。
翌朝、TKO隊員は早朝バスで帰宅の途に。
NOK隊員と私は、優雅な朝食を楽しみながら談笑。
NOK隊員も間もなく帰路に就きましたが、私はフィシーさんの「何時まででも、いて良いわよ!」という優しさに甘え、空港へ向かう夕方まで滞在。
相変わらずフィシーさんには、感謝の念が尽きません。
夕方17時、いつもお世話になっているタクシードライバーに迎えに来てもらい空港へ向かいました。
外は大雨で、視界がほとんど見えないほど。
しかも車は100km/h超え、車間距離詰め詰めのスリリングなドライブ。
これには思わず命の危険を覚えましたが、なんとか無事に18時頃に空港へ到着しました。
空港での過ごし方
実は飛行機の出発は深夜1時過ぎ。
それなのに早めの空港入りを選んだのは…
ズバリ治安対策のため。
南アフリカ派遣の隊員として空港周辺での深夜早朝の行動は禁止されています。
(つくづく、フィシーさんがレイトチェックアウトを認めてくれなければどうなっていたことやら…)
ということで、安全第一のため、早めにチェックインを済ませることにしました。とはいっても後7時間くらいあります。
まず向かったのは、ちゃっかり空港ラウンジ。
ところが、ご飯のクオリティは期待外れで、しかも謎の早締め。滞在時間はわずか1時間弱。
悔しさからビール全種類を制覇しましたが、お腹がタプタプに。
南アのラウンジ体験は期待値を下回るものでした。口コミ通りです。ダメだこりゃ。
その後、カフェに移動してブログを書きながら時間を潰し、気づけば出発3時間前。いよいよチェックインです。
チェックインでのドキドキ
チェックイン時、ふとした不安が頭をよぎります。
「航空券を購入した際、公用旅券の番号をちゃんと入力しただろうか? 以前使った一般旅券の情報が自動入力されていたのでは?」
と思わず手が震える中、自動チェックイン機で確認。結果は…OK!
数か月前の自分、偉すぎる!!マジで冷や冷やしました…。
(これから航空券を購入されるJICA隊員の皆さん、公用旅券の情報をしっかり確認してくださいね!)
手荷物検査もクリア―し、空港内でお土産屋を物色します。そして、いよいよ搭乗ゲートへ。
深夜のフライト、そして遅延
出発予定の時間が近づくも、1時間の遅延が告げられ、その後さらに2時間に延長。
これも です。
ケニアでの乗り継ぎ便も控えていたため、他の乗客にもピリついた空気が漂います。
ようやく深夜3時、待ちに待った離陸の時が来ました。
ケニアでは幸い乗り継ぎ便も遅延しており、なんとか間に合いました。
この時ばかりは、遅延に感謝?しました。
2024/12/21:ヨーロッパへ向け出発!
約1日をかけて、南アフリカからオランダ・スキポール空港へ向け出発!
約14時間超の長旅の心配も感じさせないほど、初ヨーロッパの興奮が湧き上がります。
これから始まる冒険への期待に胸を膨らませながら、いよいよ任国外旅行が本格的にスタートします。
我らがマンデラさんも笑顔で見送ってくれます!

次回は、オランダでの観光や体験を詳しくお伝えします!SHARP!
★ここまでの費用
内容 | 金額(概算) | 種類・備考 |
O・Rタンボ国際空港(南アフリカ)~スキポール空港(オランダ)【往復】 | 153,000円 | 交通費 |
O・Rタンボ国際空港ラウンジ | 0円 | 宿泊費 ※プライオリティパス利用 |
合計 | 153,000円 |
※食費代、お土産代、細かい交通費、雑費等は別
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