【2024年冬⑤ヨーロッパ周遊 ~終の棲家にしたいバルセロナ~】

JICA海外協力隊記

①ブリュッセル→バルセロナ ~ユーロスターのほうが快適~

ブリュッセルからは飛行機で、バルセロナに向かうことにしました。

地図や費用的には、より効率的な方法もあったのかもしれませんが、クリスマスをパリで年越しをバルセロナで、と決めていたので、このようなルートになりました。(つまり最適解ではないので、悪しからず)

ちなみに所要時間は2時間程度でしたが、空港での待ち時間やチェックイン、悪天候のリスク、市街地(ホテル)までのアクセスを鑑みると要検討かなぁという感じです。

まぁ大きな不満はないですが、空港から市街地までの電車が遅れて?冷や冷やしました。

●BRUザベンテム空港 → BCNバルセロナ国際空港…148€≒23,600円

②Tablao Flamenco Cordobes ~本物、本場のフラメンコ~

予定ではホテルにチェックインしてから、荷物を置いていく予定でしたが前述の通り時間はカツカツに…。

というわけで、予約していた本場スペインのフラメンコショーを「Tablao Flamenco Cordobes」へ見に行くことにしました。

料金にはショーのほかに食事やドリンク(アルコール)も含まれており、節度はありますが食べ飲み放題です。デザートも充実しており大満足でした。

また、食事もスペイン料理が多くパエリアや、聞いたことのない料理なども多数陳列されており、一通りノルマはクリア出来ます。

肝心なフラメンコショーはパワフルで、ダンサーたちのゾーンに入っている感じに感銘を受けました。

一生懸命ってかっこいい。

ちなみに食事からのショーで19:30~22:30の3時間前後あります。

帰り道は繁華街の夜道なので、女性一人の場合は、お気をつけてお帰りください。タクシー帰宅もおすすめ。

改めて考えると今まで、日本の伝統芸能の鑑賞については、おろそかにしていたことに気が付きました。

帰国したら伝統芸能鑑賞行きましょう。参加者募集。そのあと寿司と日本酒で乾杯も。

●入場料(食事込み)…83€≒13,200円

③バルセロナ宿泊先 ~Hotel Catalonia Sagrada Familia~

フラメンコショーからは地下鉄を使ってホテルへ向かいました。

これまでのヨーロッパ旅行での洗礼、そしてひょんなことから、公共交通機関乗り放題パスをゲットしたので、怖いものはありません。

夜道でしたが、ほくほくでホテルにチェックインしました。

受付のお兄さんもお姉さんもフレンドリーで好印象。

作り自体は古く、増設に次ぐ増設?だからかエレベーターの配置が独特でしたが、慣れればどうってことはありません。

なんなら日本の修学旅行でとまる観光客向けホテルみたいです。ちなみにジム付きです。

そして、特筆すべきは立地!

到着日は遅かったので、寄っていませんが、あの念願の「サグラダファミリア」まで徒歩圏内!

名前を冠しているだけあります。

また、バルコニーではバルセロナの街を眼下に見ながら、持ち込んだお酒も頂けます。(寒いので速攻に部屋へ)

このホテル「Hotel Catalonia Sagrada Familia」おすすめです。

●12/29~1/2(4泊)…577€≒91,800円

④サクラダ・ファミリア ~未完の帝王~

バルセロナ2日目の朝は、このヨーロッパ周遊旅行最大の目的と言っても過言ではない「サグラダ・ファミリア」へ向かいます。ちなみにこの日はガウディDayと称しています。

サグラダ・ファミリアは、スペインの建築家アントニ・ガウディによって設計された未完の教会です。

1882年に建設が始まりましたが、ガウディの死後も工事が続いており、完成予定は2026年とされています。つまり来年、未完の状態を見られるのは今年まで…?(ただし遅れる可能性あり)

ガウディさんの名言
「私のクライアント(=神)は急いでいない」

格好良すぎるだろ。使います。

そんなサグラダファミリアまでは、ホテルからはトコトコと徒歩で約15分。曲がること、たった一回という超明朗ルートです。

しかも、繁華街(飲み屋街)へ行くときには確実に通るので、徒歩移動ならば往復で日に2回もサグラダ・ファミリアが拝める、素晴らしい立地です。つくづく、このホテルにして良かった…。(高い値段について、自分を慰めています。)

そして、いよいよ…

ばーん!ですわ!  デカい!ゴツイ!強い!

そして、これが夜バージョン!超つおい!!!

もちろん、建設するのは莫大なお金がかかります。その費用は観光料と寄付によって賄われいるそうです。

ちなみにガウディさんの最期は建築にお金をかけすぎて?みすぼらしい恰好のまま、路面電車にはねられてしまったそうです…。

お墓はサグラダ・ファミリア内にあるので、無事完成して最高の建築物兼墓標にしてもらいたいものです。

言葉じゃ現しづらいので、内部や高所での写真を大量にお見せします。ぜひご自身の目でもご覧いただきたい!

ちなみに横浜駅はサグラダ・ファミリア以上に完成に時間がかかるとも言われています。

●入場料…36€≒5,700円

⑤カサ・バトリョ&カサ・ミラ ~なんだかすごい~

もう十分、ホクホクなのですがまだまだ旅行は続きます。つまり、ここからはダメ押しもといウィニングランです。

サグラダ・ファミリアの見学後、タパスという小皿料理をお酒で流し込む最高な昼食を頂き、午後から同じくガウディ建築群の一つである「カサ・バトリョ」へ向かうことに。

こちらはもともと普通の建物でしたが、繊維業で成功したバトリョ家がガウディに依頼して1904年に大胆な改築を行いました。

建物のファサード(外観)は、地中海の海や波をイメージした曲線が特徴的で、青や緑のモザイクタイルがちりばめられています。

また、屋根はサン・ジョルディ(カタルーニャの守護聖人)が退治した竜を象徴していると言われています。

バルコニーのデザインが骸骨のように見えることから「骨の家」とも呼ばれますが、実はこのデザインには空気の流れをスムーズにする機能もあります。

建物の内部は光を取り込む吹き抜けがあり、上に行くほど壁のタイルの色が濃くなることで、自然なグラデーションの光を楽しめるよう工夫されています。

独特な言い回しの日本語オーディオもついており、思う存分見学できます。

まぁ自分のペースで回りたい人やジッとしていられない人は苦手かもしれません。屋上ではお酒も飲めます。

●入場料…35€≒5,500円


続いて、同じく夕食でもタパスを頂き、次のガウディ建築作品へ向かいます。我ながら良いルートだったと思います。

お次に向かったのは「カサ・ミラ」です。ちなみに夜のライトアップ(プロジェクションマッピング)回にお邪魔しました。

こちらはバルセロナを代表する建築の一つとしてユネスコ世界遺産に登録されています。

しかし、カサ・ミラは建設当初、住民からの評判が悪く「奇抜すぎる」「完成しないのでは」と批判されていたそうです。

ガウディは建物に柱をほとんど使わず、波のような曲線の壁と鉄製の骨組みで支える設計にしています。

そのため、各住戸の間取りは自由に変えられるという、当時としては画期的な構造になっています。

また、屋上の煙突や換気塔は単なる装飾ではなく、空気の流れを計算して設計されており、エアコンがなかった時代でも快適に過ごせるよう工夫されています。南アフリカにも欲しい。

ちなみに驚くことに現在も4世帯が入居しています。家賃相場は150万だとか…。(いや、むしろ安いか!)

残念ながら、現在募集はしていないそうです。残念!

屋上では、ライトアップや遠くにそびえ立つサグラダ・ファミリアを望めました。

個人的には角ばった家のほうが好きです。

●入場料…39€≒6,200円

⑥スペインでの年越し~無茶ぶり~

今回の無茶なスケジュールの理由の一つに、スペインでの年越しがありあました。

これまで、ウランバートル、マニラ、NYでの年越し経験はあるのですが、今回はバルセロナにしました。

理由は年越し時の文化がおもろそうだったからです。

具体的には…
⓪タパスとワインやビールをしこたまキメてアイドリングしておく。
①ブドウ12粒とCAVA(スパークリングワイン)を用意。
②新年のカウントダウンの鐘12回に合わせて
ブドウを一粒ずつ食べる。
③CAVAを近くの人と乾杯しながら飲み干す。

です。1秒1粒…。できらぁ!!

ということで、⓪アイドリングを済ませ、12・31戦いの舞台(カタルーニャ広場)へ到着です。

ちなみにブドウは近くのスーパーでゲットしました。

カウントダウンに向けてパッケージされたものが販売されています。

良い感じの汚れていない段差に陣取り、近くに座った柔道家カップルなんかとカリフラワーイヤーについて談笑していたら、いよいよその時です…!!

カーン、カーン、カーン、カーン、カーン、カーン、カーン…カーン…

無理!!絶対無理!丸呑みしてる…?

途中、落としたブドウもフーフーせず放り込むくらいには、追い込みましたが無理でした。

ちなみにブドウの12粒は、翌年12か月を意味しているそうです。

つまり6月くらいまでは、安泰です。後半戦は緊張感持って生活します。

ヨハネスブルグには近づきません。

そして、年越し直後のカタルーニャ広場は盛り上がりそうで盛り上がらず。みんな静かに帰っていきました。

お上品で素晴らしい。

色々と不完全燃焼だったので、ホテル近くのスペイン語しか話せないママのいるバーで、3時くらいまで粘り帰宅しました。

今年も楽しみましょう。

⑦タパス・スペイン料理の名店たち

ということで、ガウディ建築を軸に観光をしたスペイン旅行でした。途中で格闘技ショップやコーヒーショップ(ちゃんと珈琲です)にも立ち寄りましたが、やっぱりタパスでしょう。

ということで、特にお気に召したタパス・スペイン料理屋を紹介します。有名どころばかりですが…。


1.Cerveceria Catalana

まずはこちらのお店…!特に食べていただきたいのは「ステーキ+フォアグラの組み合わせのモンタディート」です。

というか客の95%は注文している思います。見るからに最高ですね値段は一個7€≒1,100円くらいだったかなぁ…。他にも平均点以上の美味しさをたたき出してくれる料理ばかりです!

2.Les Quinze Nits

こちらはイカ墨パエリアが有名なお店です。繁華街の途中にあるので、アクセスも良。サングリアもおススメらしいです。雰囲気も良い感じ。ただし日本人客が多めなので、苦手な人は苦手かも。

3.Don Vitto Restaurante y Pizzería

こちらはあまり有名ではないと思いますがスペイン滞在中に2回ほどお邪魔しました。

本格的なピザ窯で焼いていただくピザは美味。というかホスピタリティとホテルからの近さが最高。迷ったら行ってみてください!(ピザは食べかけの写真のみなので自粛)

4.ブケリア市場

こちらはお店ではないですが、名前の通り沢山の飲食店がひしめき合う食料市場になります。観光地価格ですが、味は〇。異国感やいろんなものを食べたい人はおすすめです。ただ、お店に比べて衛生面やホスピタリティはもちろん劣ります。そして、日本のほうがもちろん美味い。


他にも思い出したら追加します!あっマックで飲んだビールも美味しかった🍔

ただ、街角でたまたま立ち寄った店のチュロスも最高でした。こういった一期一会の店の方が好きだったりします…笑

とりあえずスペイン住みてー💃


★ここまでの費用(12/21~1/2)

内容金額(概算)種類・備考
O・Rタンボ国際空港(南アフリカ)~スキポール空港(オランダ)【往復】153,000円交通費(一人)
O・Rタンボ国際空港ラウンジ0円宿泊費 
※プライオリティパス利用
Park Inn by Radisson Amsterdam City West
【アムステルダム3泊】
50,000円宿泊費
Amsterdam Centraal → Paris Gare du Nord【片道】6,700円交通費(一人)
Hôtel Mercure Paris Montmartre Sacré-Coeur
【パリ3泊】
52,200円宿泊費
Paris Gare du Nord → Brussels Midi【片道】6,400円交通費(一人)
ルーヴル美術館3,600円入場料(一人)
Citybox Brussels
【ブリュッセル2泊】
34,000円宿泊費
アトミウム2,600円入場料(一人)
BRUザベンテム空港 → BCNバルセロナ国際空港【片道】23,600円交通費(一人)
Tablao Flamenco Cordobes13,200円見学料・食事込み(一人)
Hotel Catalonia Sagrada Familia【バルセロナ4泊】91,800円宿泊費
サクラダ・ファミリア5,700円入場料(一人)
カサ・バトリョ5,500円入場料(一人)
カサ・ミラ6,200円入場料(一人)
合計430,900円

※食費代、お土産代、細かい交通費、雑費等は別


まだまだスペイン観光には、時間とお金が必要だと感じました…。

私の人生の大きな原動力に好奇心があるので、そのために頑張る!稼がねば!となった素晴らしい旅行でした。

次は、グエル公園もムンジュイック城も行ってみたい…。行けらぁ!ですね。あきらめなければ。

ところで、バルセロナの海に浮かんでいたとっても可哀そうなモニュメントについて、何か知っている人がいたら教えてください…。

そして、オシャレカップルよ…愛を語り合うのはココで良いのかい…?

では、次回はいよいよ最後のアムステルダム~リベンジ編~です。

引き続き、お読みいただけると幸いです!SHARP!


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