NEW!【2025/6 ~最近あった色々な事~】

JICA海外協力隊記

単独で記事にするまででも無いけども、印象に残った事を順不同で羅列します。

有名人?

毎週の日課として街(マカド)に買い物へ行った時のことでした。

流石のリンポポ州も寒くなってきたので、トレーナーでも買おうかな~と、通り沿いのスポーツショップへ初めて入店しました。

クリケットやラグビー系の用品が並ぶ、何とも南アらしいラインナップ。

しかし、店の奥にはディッキーズのチノパンも山積みに…!
昔好きだったなぁ…。見る人が見れば価値があるんだろうなぁ。

スポーツウェアというよりはサポーターなどの用品店でしたので、早々に退店しようとしたところ店員さんから一言。

店員「何か探してるの?Mr.KOI?」
私「大丈夫!ありがとう!…!!??」
店員「あらそう。いつでも来てね!Mr.KOI!」
私「ありがとう…!ところで何で私の名前知ってんの…?」
店員「あなた有名よ!またね!」
私「SHARP…。(カランコロン)」

任地の村ならともかく、この町には中国人含むアジア人男性が数十名程度は、暮らしていると思われます。

つくづく悪いコトはできません。ちなみに今でも真相は謎です。生徒の保護者かなぁ…?

お釣りの文化

先日の仕事帰りに近場の酒場(治安悪)にビールを買いに行きました。

街より村の方が少しだけビールが高く、500ml缶6本で126R≒1,000円でした。

そこで、100R札と50R札に加えて、5Rコインと1Rコインを渡したら、怪訝な顔をされてお釣りとと共に返却されました。

また別の日、乗り合いタクシーの料金23Rを100R札と2Rコイン、1Rコインで支払ったところコインは即座に返却され、しばらくしたら77Rがくちゃくちゃのお札とコイン混じりで返却されました。

まぁ、このような経験はこれまでの海外旅行で多々ありましたし、「お札でお釣りが欲しいんだい!」と伝えればくれるとは思います。

できるだけお釣りをシンプルに貰おうと心掛けるのは日本人の国民性なのでしょうか…?

ちなみに余談の余談ですが、この乗り合いタクシーでの件があった日の夜に大家の息子からWhat’s Appがありました。

Jr.「KOI!タクシーでいつもいくら払ってる?」
私「23Rだよ!なんで?」
Jr.「それでいい!103R払おうとしたって噂で聞いたからさ!」
私「誰に??どこで??多分、それ今日の話だよ!?」
Jr.「友達!気を付けてね!SHARP!」
私「…ありがとう!…お休み!」

つくづく悪いコトはできません。

ラブレター

生徒数900名超をほこる本校では、数名ほど熱狂的に懐いてくれる生徒がいます。

・すれ違うたびに手の甲にキスをしてくるぽっちゃり(♂)君。
・お菓子を握りつぶしながら食べた手で抱き着いてくるキッズ達。(拭いてる…?)
・激ムズANIMEクイズを出してくる優等生女子。(鬼滅の柱の誕生日等)
 などなど

まぁ、日本でも若めのALTに片思いに浸ってる生徒もいたのでその類でしょう。


ですが、そのうちの一人の生徒が手紙を書いてくれました。

心を込めて書いてくれた内容だと思いますので、写真晒すような野暮なことはしませんが、内容を一部抜粋し日本語で紹介します。

親愛なるKOI-Sanへ

お元気ですか?

今日は、ずっと心の中に隠していた深い秘密をお伝えしたいと思います。
あなたを初めて見たとき、私はあなたのことを敵以上に憎んでいました。
でも今では、その気持ちは「憎しみ」から「愛情」に変わってしまいました。

~中略~

この気持ちが、私たちの関係に悪い影響を与えないことを願っています。
そして、あなたの人生が成功に満ちたものであるように祈っています。

心を込めて
○○より

なんで憎まれてんねん…。英語圏ではあるあるの言い回しなのか…?

後日、感謝の気持ちは伝えておきました。SHARP

Youth Day(ユース・デー)

今日(2025/6/13 Fri.)の勤務が終了すると三連休だー!と同僚とともに朝から盛り上がっていました。

そこで「ところで月曜日は何の祝日なの?」と聞いたところわかりやすく説明してくれたので、紹介します。南ア人にとって、とても大切な日だそうです。

ユースデーとは(南アフリカの祝日)

毎年6月16日、南アフリカでは「ユースデー(Youth Day)」という祝日です。
子どもたちの命をかけた勇気ある出来事を、国全体で忘れないための日です。

1976年、アパルトヘイト時代の南アフリカ政府は、黒人の子どもたちに授業を「アフリカーンス語」という白人の言葉で強制しようとしていました。

それに反対して立ち上がったのが、ソウェト(「South Western Townships」の略称)という町の中高生たちでした。
彼らは平和的にデモを始めましたが、警察が発砲し、多くの子どもたちが命を奪われてしまいました。
中には、12歳の少年ヘクター・ピーターソンのように、命を落とした子もいました。

今、ユースデーが持つ意味は
「若者たちの勇気と犠牲をたたえる日」
「正しいことのために声をあげることの大切さを学ぶ日」
そして、「未来をつくる若者たちの力を信じる日」など様々です。

これらの歴史から南アフリカの特に黒人、子どもたちには大切な祝日です。

ところどころ聞き取れなかった箇所は調べて補足しましたが、概ね間違ってないはずです。

若い同僚も私に説明してくれる際に「黒人」という個所は自分自身を指さし、熱意をもって話してくれたのが印象的でした。

他にも『Sarafina!(サラフィーナ!)』という映画も紹介してもらいました。

外国の方に、「日本の祝日の意味を説明して!」と言われたら、ここまで心を込めて説明できる自信がありません。

もちろん日々の苦労を労う為にも、経済を回す為にも遊ぶ、休む、準備する日にしてもらうのが最高の過ごし方だとは思いますが、”祝”とついている以上そこにあるメッセージや背景は理解したいなぁと思った今日でした。SHARP

そんなこんなで、しんどくもあり、楽しくもあり学びの多い日々は過ぎ去っていきます。皆様良い週末を。


旅ゴリの備忘logをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました