【南アの陸上競技会 ~ある意味、障害物競走~】

JICA海外協力隊記

唐突な色分け

南アでは新年度が1月から始まります。

卒業式や入学式などの文化は無く、気が付いたらG7が居なくなりGRのちっびっ子達がわらわらしています。

そんな新年度早々の職員会議で唐突に「Mr.KOIはイエローTeamね!」と言われました。

なんのこっちゃわかりませんでしたが、話を断片的に拾っていくと運動会(陸上競技のみ)のチーム分けだったようです。

学年GR~G7を縦割りに?して、レッドやグリーンなど4色程度にチームが分けられていました。

色別に体力測定

それぞれの色ごとに午後の授業から、放課後にかけて校庭で各種競技を実施します。

授業をぶち抜いて実施されるので、先生および生徒の集合が悪い悪い…。

担当の先生もWhat’sAPPで、ほぼ毎日吠えていました。

やっとこさ集まった各色の生徒たち。

私はイエローTeamの日のスタート合図の係に任命されました。

というかピストルに火薬を詰めて渡す係でした。

ちなみに火薬も限りがあるので、ほぼ写真を撮っていただけでした。ラッキー。

基本的にすべてクラウチングスタートから始まります。

ですが、授業で指導したわけでは無いので、毎回スタートラインで指導してから行います。
(一斉に指導すれば早いのに…)

そして、合図の方法は…

On your marks(位置について…)

②Get set(用意!)

③Ready(本当に用意!!)

GO!(ドン!!!)

…一個多くない…?

ってかクラウチングスタートの意味ある…?

陸上は専門では無いので、これであっていたらスミマセン…。国際大会用ですか?

とりあえず③Readyの後に前方へつんのめって、フライングしてシバかれる生徒が続出していたことは追記しておきます。体育隊員さんの需要は満点です。(私はPCインストラクター隊員)

そして、短距離走では上位3名の生徒がゴール後に担当の先生に捕まえられ、名前を記録されます。

4位以下の生徒は見向きもされません。

各レース毎のエントリー生徒数や明らかな進路妨害、靴への課金具合などツッコミどころは多々ありますが、聞いてもどうせわからないので聞きませんでした…

ただ、そんな理由で未来のオリンピック選手が埋もれてしまうとなると勿体ない気もします。

まぁ、それすら乗り越える人たちが一握りになるのかもしれませんが…。

勝負の世界は残酷です。やっぱり、体育隊員さん待ってます。

勝負以外のところで…

ルールや指導がグダグダなのは100歩ゆずって仕方がないとして、続いてのツッコミどころは環境です。

この広大なフィールドで、スタートラインやゴールラインは引かれず(書かれず)サッカーゴールが目安となります。そして、ほんのり曲がっています。

高Gの子たちは例年のことなので知っているんでしょうが、GRのちびっ子たちは合図で走り出し、半分くらい校舎に向かっていきました。(このグダグダ具合、可愛すぎる)


他にもなぜかグラウンドの隅でゴミ(可燃不燃込み)の焼却が行われています。

皮肉なことに風向きはこちらに向いています。運動後の深呼吸直撃です。

タイミングや場所を少し工夫してほしかったなぁ…。環境隊員さん待ってます。


極めつけは…こいつらです…。

見てください。このエゲツない植物。ちなみに硬度はつまようじ並みです。

オールシーズンあちらこちらで群生しており、同期隊員もサンダルを貫通され負傷していました…。

そんなものがグラウンド上に生えまくっています。

そして彼らの一部は裸足です…。そして、ちゃんと踏んで怪我します。やっぱり靴への課金は大切です。

ただ不思議なことにレゴブロック踏んだくらいの感じで競技は続行します。人体の進化の勝利です。

他にも怪我(捻挫か、靱帯損傷?)した生徒の足をぶんぶん振り回して治療するおばちゃん先生砂まみれのアイスクリームでアイシングしてるちびっ子など不安要素は満載でした。伸びしろしかない。

色別競技会を終えてからの本番

これらの放課後の競技会を終えて全チームが一堂に会して、一日かけて全校での競技会が行われました。開閉会式やプログラムも無いので詳細は分かりません。

恐らく上位3位の子たちが出場し、さらに上位が絞り込まれていきます。

そして、全体の競技会でも上位に入賞した子たちは、その後の学校対抗の競技会へ出場する権利が与えられました。

校外の競技場へは炎天下の中、歩いて移動します。約10キロ…。

学校対抗ということもあり、競技会は白熱しました。ただ、熱くなりすぎてゴール直前に足をかけこかせる生徒服を引っ張る生徒も度々見受けられました…。柔道隊員さん待ってます。

そして、牛の乱入で時折、中断しながらも昼食を摂り、流れで解散。

早々にスターターピストルの薬莢(火薬)も切れたので、後半はずっと応援&カメラマン及び低Gの生徒のお守りをしていました。可愛いんだけど手を洗ってくれ…。

学校対抗でもひときわ目立っていた女子生徒がさらにその上の大会?でも活躍したようで朝礼で表彰されていました。生徒を褒める機会が多いのは良いことだと思います。

そんなこんなで、ツッコミどころは満載でしたが、彼らは現状として困っていません。

(トイレの換気扇をコーナーにしてる少年の図。ちなみにほぼ無視されインコースに入られる。)

反対にアフリカ特有のリズムある応援や、伸びしろある身体能力の高さなど見どころも沢山ありました。

「できる限り、日本の良きところ提案し、南アの良きところを持ち帰る」

個人的には、いろいろと再認識できたいい機会となりました。

詳しくは赴任200日を迎えてで書くつもりですが、共感・共存・共有を意識して生活を続けていきます。

任期中にもう一回、同じ行事に参加できるチャンスがあります。

どうか自分自身が成長していて、彼らの日常からさらに多くのことを学べますように。SHARP


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