【夏のクルーガー国立公園ツアー 0~1日目】

JICA海外協力隊記

私たち同期隊員のリンポポ3人衆には、いくつかの達成すべき目標がある。

そのうちの1つが「クルーガー国立公園」Map)への冒険である。

クルーガー国立公園(Kruger National Park)は、南アフリカ北東部に位置するアフリカ最大級の国立公園であり、約19,485平方キロメートルという広大な面積を誇ります。これは、日本の四国(約18,800平方キロメートル)とほぼ同じ規模で、東京都の約10倍の広さに相当します。

この公園は1898年に設立され、当時の南アフリカ共和国(トランスヴァール共和国)の大統領、ポール・クルーガーによって自然保護区として指定されました。動植物の保護を目的として世界的にも早い段階で設立された自然保護区であり、1926年に正式に国立公園となりました。その歴史は100年以上にわたり、アフリカの自然保護運動の象徴的存在となっています。

現在では、南アフリカと隣国モザンビーク、ジンバブエにまたがる「グレート・リンペーポ国境公園」の一部を形成し、国境を越えた自然保護活動の重要な拠点となっています。クルーガー国立公園は、その広大な規模と歴史の深さ、そして多様な動植物が共存する生態系の豊かさから、世界中の観光客を魅了するアフリカの代表的な観光地です。(Chat GPTより)

今回からは、その冒険の記録を記していく。

0日目(12/13) ~冒険前の宴 in マカド~

いざ出発!

AM5:00
朝はいつも通り目が覚めた。

そのまま任国外旅行に向かう私は、大きめのリュック2つに荷物を準備していた。

今回、「クルーガー国立公園」をともに冒険する同期隊員の2人とは「マカド」の町で、お昼ごろに合流することになっている。

合流前に南アでのジム納めをしに、一人早めに向かうことした。


AM8:00
身支度、荷造りを完全に終え、熱帯夜にうなされていたであろう半裸の大家に出発の挨拶をしに母屋の寝室の窓へ声をかけた。

すると大家が「そうか!送ってやるから待ってろ!」と珍しい反応。

ほどなくして、急いで着替えてくれた大家が表へ出てきてくれ、車に乗せてくれた。

そして、めっちゃ近くの大通り(徒歩5分)で降ろされた…。

荷物が多いので、助かりはするが…。

まぁ、ドリヴーワ(ありがとう)ではある…。

合流!

マカド最高のジムでトレーニングした後、オーナーにも年末の挨拶をし、まずはTKO隊員と合流すべき南ア発の激ウマタンパク質供給ファーストフード店「Nando’s(ナンドス)」へ向かう。

TKO隊員と合流し雑談をしながら、ブログなどを書いているとNOK隊員も到着の連絡が。

今回のマカドでは「President Guest LodgeMap)に前泊することに。

料金はクーラー付き個室素泊まりで約950R(≒8,100円)。受付のお姉さん達も気さくで良きホテルだった。

この日は、3人の合流以外の目的が無いため、早々に目的を達成した私たちは、これまた早々に夕食(飲み会)へ行くことに。

前夜祭!

向かった店は、私の希望で「Barley & Jam」Map)というアメリカ料理のレストランへ向かった。

このレストランではドデカサラダをはじめ、Tボーンステーキ(500g)チキンウィングピザデザートなどをビールカクテルなどで流し込んだ。

しまいには、Blue joke(下ネタ)を名に冠しているショットドリンクをオジサン3人で飲みまくっていた。

冒険のスタートダッシュとしては上々である。

その後もイミグレ警察などに職質されながらも、街の酒屋でNOK隊員の漢気によりビールを補充した。

宿に戻った後も人生(野望)について語りあい、マカドの夜は更けていった。

それにしても南アの夜は不気味だ…。

1日目(12/14) ~南アおじさん3人衆出発!~

ドライバー襲来

出発当日である、翌日は14時ごろにドライバーがマカドへ迎えに来てくれる手はずになっている。

今回は、先輩隊員の紹介もあり「Mo・Afrika Tours」公式サイト)にツアーアレンジをお願いすること。

そして、参加したツアーはこちら→6 Day Kruger Budget Tented Safari
(※私たちは諸事情でマカドから出発のため3人で1,500Rを追加で支払い。通常はプレトリア近辺の発着。)


AM10:00
ホテルをチェックアウト。陽気なホテルスタッフ等にまた来ることを約束した。

ドライバーが迎えに来てくれるまでに待機する店は決まっている。そう我らが「Nando’s(ナンドス)」である。


AM10:30
各々で注文したメニューを概ねたいらげ、一息ついた瞬間である。大型の黒人男性が我々の席の前に立ちはだかった。

予定より”早く”ドライバーが到着したのである。これもThis is 南アフリカだ。

こうして我々のクルーガー国立公園ツアーは、唐突に始まることとなった。

クルーガー国立公園と「BIG5」

突然だが私たちには、クルーガー国立公園で出会うべき動物達がいる。

それらの動物はBIG5と呼ばれている。

以下に簡単に紹介する。

アフリカの大地に君臨する5つの王者、「ビッグファイブ」。
ここクルーガー国立公園であなたを待っている。

1. ライオン – 百獣の王
誇り高く群れを率いる姿。そのたてがみがサバンナに輝く。

2. ゾウ – 大地の巨人
悠然と歩く姿は、威厳と優雅さの象徴。

3. サイ – 神秘の守護者
その鋭い角と力強い体は時を超えた進化の証。

4. ヒョウ – 闇夜のハンター
木の上から獲物を狙うその目は、美しさと野性の融合。

5. バッファロー – 荒野の戦士
群れで大地を揺るがす圧倒的な存在感。

その息づかいを感じる瞬間を。大自然の鼓動を全身で感じる冒険へ。
クルーガー国立公園で、王者たちがあなたを待っている。(Chat GPTより)

ワクワク、ゾクゾクしてくる。

これからのブログは、私たちがこれら「BIG5」に出会えたかも注目し、読んでくれると幸いである。

到着

近づくにつれ、どんどんとクルーガー”らしく”なってくる。

途中、車も乗り換え向かっていく。


PM2:00
マカドから本日宿泊するロッジまで、ノンストップで走破したこともあり早々に到着した。

所要時間にして、3時間半ほどだった。

到着し、すぐに今晩のロッジへ案内された。蚊帳、シャワー、トイレ付きの素敵な部屋である。

部屋からはサルも見られる。子ザルは猛烈に歓迎(威嚇)してくれた。

そして、簡単な今後の日程の説明や、夕食のブライ(南ア風BBQ)時のドリンク(別料金)の注文などを行い一息つくことになった。やはりワクワクが止まらない。

初サファリツアーへ

南アおじさんズでワクワクしていると幸運なことに、到着が早かったからか、予定にはないサファリツアーに参加させてくれることとなった。

サファリツアーで使用する車は、ほぼすべて日本が誇る「世界のTOYOTA」である。


PM3:00
故郷の誇りに乗車し、念願の初サファリツアーは始まった。

練馬区民の同年代以上ならば確実にわかるであろう今は無き「豊島園」(一時、木馬の会の会員でした。)のアフリカ館を彷彿とさせるツアーである。

道なき道を進むと早速アニマルに遭遇した。


カバ(英名:Hippopotamus) レア度:☆☆★★★(3/5)

和名:河馬 (詳細はclick)

/特徴:全長約3〜5メートル、体重1.5〜3トン。水中での生活を得意とし、日中は水中で休むが、夜間には草食のため陸に上がる。縄張り意識が極めて強く、アフリカでは人間にとって最も危険な動物の一つとして知られる。

微動だにしないカバをしり目にサファリカーは進んで行く。


すると可愛らしい動物の群れに遭遇した。

インパラ(英名:Impala) レア度:☆☆☆☆★(1/5)

和名:インパラ (詳細はclick)

/特徴:体高約90センチメートル、体重40〜60キログラムの中型のアンテロープ。優れた跳躍力を持ち、一度に10メートル以上跳ぶことができる。警戒心が強く、捕食者から逃れるため群れで行動し、驚くと素早く跳ねて方向を変えることで身を守る。

さらに道なき道を進んで行く。


すると巨体が道を塞いだ。

アフリカゾウ(英名:African Elephant) レア度:☆☆☆★★(2/5)【BIG 5】

和名:アフリカ象 (詳細はclick)

/特徴:体高3〜4メートル、体重4〜7トンで、陸上最大の動物。大きな耳と長い牙を持ち、高い知能と複雑な社会性で知られる。1日に約150キログラムの植物を食べ、乾期には水源を掘り当てる能力で他の動物の生存を助ける。

初日の一発目のツアーでBIG5の一角に遭遇できたのは幸運である。

2時間程度の棚ぼたサファリツアーを終え、ロッジに戻ったところ「5分後に出発するぞ!」とのこと…。

何とも贅沢なことに一息つく間もなく、次なるサファリツアーへ出発することになった。

サファリツアー&ブライ(夕食)

PM5:00
先ほどの一回目のツアーの面々と再度遭遇しながら、日暮れと共に道なき道を進んで行く。

1時間ほど揺られたところでTKO隊員は禁断の「飽きてくるかもね・・・」と発している。

それだけは、言ってはいけない。

しかし雄大な自然に圧倒されていると、ゾウ以外のBIG5は出なくとも時間はあっという間に過ぎていく。

いつの間にか日も暮れ、夕食の場所に到着した。

スタッフから簡単な説明を受け、ブライが開始された。

事前に注文していたビール(Castle Light2本)も無事に届けられている。

食事の最初には「AMARULA」というカルーアミルクにも似た乳製品系の甘いお酒がショットグラス1杯ずつ振舞われた。

そして暗闇の中、ガタガタな机の上でビールをこぼしまくりながら食事を楽しんだ。

極寒かつ視界不良ではあったがこの日のブライは、過去一番と言っていいほど美味しかった。

大満足の夕食であった。ブライマスターに感謝である。

帰り道では、闇夜に唐突な巨体の群れが現れた。自然は眠ることなく動き、今も成長している。

息をひそめてやり過ごした。実は交尾の最中だった。悪いコトをした。

無事にロッジへ戻りオジサン3人で、明日への期待と希望をしばらく語り合った。

そして、翌日の早朝BushWalkに備え就寝した。なにより、蚊帳に感謝する夜となった。

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