(アイキャッチ画像怖すぎるだろ・・・)
シャコとの死闘で意気消沈したまま、ようやくたどり着いたのは、念願のカオサン通り。
時間は深夜2時前。
普通ならもう寝る時間のはずなのに、ここは魅力的に光り輝いていた。
何か具体的な目的があるわけじゃないけど、確実に「何かがある」。そう感じさせる不思議な空気が漂っている。
カオサン通りの誘惑
例のタクシー運転手(チップ、チップじゃねーよ!)に別れを告げ、カオサン通りに一歩踏み出す。
すると、どこからともなく、絶対いらないけど、少しだけ欲しいお土産やおもちゃを持った物売りたちが俺(=カモ)に寄ってくる。
でも、こういうのが楽しいんだよなぁ。
要らないものを売りたい物売りと、「要らないけどちょっと興味ある」俺との利害が一致してるから、会話も自然と弾む。
そうそう、これがやりたかったんだ。小綺麗な店でシャコ地獄にハマるために来たんじゃない。美味い飯なら日本の圧勝だしな。
忘れてた、大事なこと
そんなこんなで、目をキラキラさせて歩いていると、突然ハッと気づく。
「今日の宿、決めてなかった…!」
肩に食い込むバックパックが、それを思い出させてくれた。
路地裏で見つけた宿
とはいえ、宿の当てもない。大通りから外れて、路地裏に入ってみることにした。でも、なかなか見つからないまま、30分くらい歩いただろうか。すると、突然『Guest House』の看板が目に飛び込んできた。
店に入ると、対応してくれたのはヨーロッパ系の若い男性店員。
ドミトリーなら1泊100バーツ(≒375円)とのこと。迷うことなく即決で2泊200バーツを支払った。
なんか、これだけであのシャコ屋でやられた分を取り返したような気がしてくる。
いざ、繰り出せカオサン通り!
荷物を置いて、一息つく。時計を見ると、時間は2時を回っていた。でも、眠気よりも興奮が勝ってる。
そうだ、ここはバックパッカーの聖地だ。まだまだ夜は終わらない。
いざ、カオサン通りへ繰り出さん!!