目が覚めたのは、翌日(?)の朝8時ごろだった。
普段とは違う光景に少し戸惑いつつも、ここが旅行先だと思い出して気分が高揚する。
夜更かしした割に早く目覚めたのは、きっと空腹のせい。
そういえば、昨晩は“まとも”な食事を取っていないのだった。
簡単な朝の支度を済ませて外に出ると、相変わらず活気に満ちたカオサン通りが迎えてくれる。
ここに来たかったんだ、改めてありがとう。
朝のカオサン通りでハンバーガーとビール
朝食は、すぐ近くの出店のハンバーガーを選んだ。
無難だけど、世界中どこでも食べられるというのは、ある意味正解の証。
性懲りもなくドリンクにはビールを選択。これぞ旅行の醍醐味。
あっという間にハンバーガーを完食し、ビールで流し込む。
食べ終わりと飲み終わりのタイミングは若干ズレたが、些細なことは気にしない。
なにせ、これからタイの歴史が詰まったアユタヤに向かうのだから。
トゥクトゥクでバスステーションへ
ネットで調べた限りでは、まずタクシーでバスステーションへ向かい、その後アユタヤ行きの乗り合いバスに乗るらしい。
根拠はないが、なんとかなる気がする。
ゲストハウスに戻って荷支度を済ませ、意気揚々と出発。
カオサン通りの入り口にはタクシーやトゥクトゥクのドライバーが待ち構えており、優しそうな一人と交渉して「モーチットミニバスステーション」へ向かうことに。
生ぬるい風を浴びながら進むこの感じ、正直なところ冒険心がくすぐられる。
ミニバスでアユタヤへ
無事バスステーションに到着すると、そこにはたくさんのタイ語の行き先表示が。
しかし中には「Ayutthaya」と書かれたものも見つけた。ありがたいことに英語表記。
観光地で外国人が増えると、こうやって観光客に優しいインフラが整備されるんだろうなぁ。
出発時刻まで少し時間があったので、売店で軽食と温い水を購入。
買ったサンドウィッチを食べるといらない風味が鼻に抜ける。香辛料とか苦手やねん。
そして、1時間ほど待った後、ハイエースのようなミニバス(ロットゥー)が到着。
外国人観光客も同乗していたので一安心。とはいえ、彼らは英語が話せるし、俺はジェスチャー一本勝負だ。少しばかり緊張しながら、約1~2時間かけて目的地へ向かった。
到着後のトゥクトゥク交渉
話しかけるなオーラ全開で、座っていただけでアユタヤ遺跡に到着。
しかし、周囲にはまだ遺跡らしきものは見当たらない。少し離れているのだろうか?
ここでもやはり、トゥクトゥクのドライバーたちの勧誘が盛んで、「ツアーに案内してくれる」というので交渉開始。
彼らの提示した金額は、2時間で10,000円ほど。
あほか!こっちは1,000円でどうだ、と値段を提示。さすがにこの額で無理なのは承知だが、3,000円くらいで折り合いがつけば御の字だと思っていた。だが、向こうもあほか!みたいな顔で交渉決裂。早々に退散していった。
いや、乗りたかったんだけど…?もう少し粘ってくれよぅ…。
一人アユタヤ観光の始まり
こうして、一人アユタヤ観光が決定。
さて、アユタヤはどっちなんだい?もう、帰りたい。