【2024年度安対協議会 ~前編~】

JICA海外協力隊記

100日目の節目と初の首都出張

任地へ来て、先日早100日が経過しました。

そんな節目に、はじめての首都(プレトリア)への出張をすることになりました。

出張の要件は「2024年度安全対策協議会」(通称:安対協議会)への参加です。

私たち現役JICA協力隊全5名に加え、事務所スタッフ専門家随伴家族など総勢20名以上が一堂に会します。

恐らく一時的に南アフリカにおいて、日本人がもっとも多く集まっている空間となります。チャンスです。

私の学校での勤務は、最終テストも終わり、一段落しているタイミング。

久しぶりに皆さんに会えること、そして首都で美味しいものを食べられることを想像して、出発前からカウントダウンするほどワクワクしていた自分がいました。

7時間の移動と懐かしの「Milner 246 GuestHouse」

任地から首都プレトリアまでは、いつものタクシー(乗り合いバン)で、片道約7時間とちょい。

長距離移動は嫌いではないので、旅の疲れよりも楽しみが勝ちました。

何より、久々の都市部への移動に期待が勝りました。

プレトリアに到着し、まず向かったのは「Milner 246 GuestHouse」
※参照【任国現地研修 ㏌ Milner246GuestHouse】

ここは南ア赴任当初の研修で利用した場所で、赴任当初はバイオハザードの洋館のような不気味な印象を抱いたのが懐かしい思い出です。

今ではすっかり私たちの『アナザープレイス』として愛着が湧いています。

部屋について意味もなく深呼吸をしてしまいました。ただいま。

GHに到着すると、南ア隊員の「母(祖母?)」とも言えるフィシーさん(御年87歳)が元気に迎えてくれました。いつまでも元気でいてほしいと心から思います。

高級ステーキで贅沢なディナー

到着した日は移動日となっており特に業務は無いので、夜は全隊員ふたつ返事でたまの贅沢にディナーへ行くことに。

こうしたひとときが出張の醍醐味でもあります。

向かった先は高級ステーキレストランPachasです!

久しぶりのお肉でさらに興奮してきます…!

この店は雰囲気良し、治安良し、接客良しのプレトリア最おすすめ店です。

客層は白人が80%、セレブ黒人が18%、アジア人2%です。

値段も安くこそないですが、肉の質や雰囲気からしたらコスパは最高です。

目安として、バカでかお肉ビール(これもデカい)ワインを数杯嗜んで約5000円チョイです。

ちなみに同期のTKO隊員は毎度、確実に「Tボーンステーキ700g(≒3,300円)」を捕食し、唸ります。

形もアフリカ大陸を彷彿とさせSHARPです。

この日は南ア名物「スプリングボックス」(南アのラグビーチームのマークになっている動物)のタタキ?も頂きました。こちらもSHARPでした。

任地での笑い話や愚痴、任期満了後の進退など有意義な話をしてあっという間にSHARPとなりました。

お家計の際にチップが足りなかったのか、接客最高ウェイターが帰り際に目も合わせてくれなかったのは内緒です。いずれにせよ愛想良い方がプラスな気がしますけどね…。SHARP

延長戦と翌朝

GHに戻り、もう少しビールと差し入れした赤ワインを嗜みます。

本当にこのメンバーで、この時間を南アで過ごしていることにSH…奇跡を感じます。SHARP

翌日も任地にいる時と同じ時間に目が覚めました。

飲みすぎからか、少し頭が重いです。

ですが、いつも通りモーニングルーティンをこなし、このGHイチの名物と言っても過言ではない、爆盛り朝ごはんに備えます。

数か月ぶりの朝ごはんでしたが量及びクオリティは健在でした。

JICA隊員がケープタウン以外も渡南ア可になったならば「Pachas」とこの「Milner 246 Guest House」は連れていきます。

そんな幸せな朝ごはんに舌鼓を打ち、少しゆっくりしているとお迎えがやってきました。

最後の予防接種

そうです。お注射の時間です。

私はNTCでの予防接種の経験から副反応皆無という自負があるので、今回はさらなる高みを目指すことにしました。

B型肝炎破傷風黄熱病同日3本接種です。ワクワクしてきます。

接種する隊員全員で健康管理員同伴のもと病院へと向かいます。

病院には地元の南ア人も多く訪れており少し待つことに。

庭には日本で見たことのないキモイ植物も植えられていました。ワクワクしてキモす。

時間の関係から私から接種をすることに。

予防接種をしてくれるお医者様に今日3本ぶち込むことを伝え接種する箇所を相談。

相談の結果、右肩にB型肝炎お腹に破傷風左肩に黄熱病で決まりました。

プス×3 終了です。

(相も変わらず副反応が起きることは現時点でありませんでした。強いて言うならお腹の注射痕が痒いです。)

そして生涯アフリカ回り放題PASSゲットです。

これでケニア行けます。待ってろ遊戯!!(参照:KenyaからHIKAKINを超える男

メインミッション「安対協議会」

注射を終えGHへ戻り、しばらくすると今出張のメインミッションである、安対協議会参加の為にJICA事務所へ向かうことに。

簡単な超速全員自己紹介から始まり、NTCでもお話しされた警視庁OBの方やセキュリティアドバイザーからお話を頂いたり簡単なグループワークをして終了となりました。

要約すると…「南アは怖い。ヤバい。」でした。お疲れ様でした。

流石に、もう少し真剣に印象に残った事を伝えるならば…

  • 飲食店だろうが商業施設だろうがスマホはパクって走り去られる
  • ゲート内で車の窓からマシンガンを向けられ、命以外すべて奪われた
  • 母親が子供(7~8歳)に指示し、置き引きさせる
  • 車は渋滞でも停車するな(これに関しては意味不明でした。無理だろ。)

あえて別枠で書きますが、最後の〆の挨拶をされたJICA本部の方の言葉で「迷ったらとりあえず避難しとけ!それは空振りではなく素振りや!(意訳)」という言葉は良いなと思いました。

職場の避難訓練等で使わせていただきます。

中華料理で団欒

そして夜はこれまた懇親会です。今回はJICA関係者の希望者全員参加です。

場所はプレトリア市内の高級中華料理屋「順徳」でした。

味は日本の町中華ちょい下でしたが、南ア舌になっている私たちからしたら絶品でした。何より日本語での会食は最高です。

この店はカジノの目の前(併設?)されています。泡銭で味わうのも良いかもしれません。

そして、時折派手なチャイナガール達が奥の施錠できるVIPルームに吸い込まれいていきます。

みんなでパップでも混ぜてるんでしょうか…。

真相は南アの闇の中です。中国人、商魂たくましい。ここ南アだぞ。。。

そんな楽しい時間は、あっという間にお開きとなりました。

明日は同期南アおじさん3人衆で観光です。ワクワク!


長くなりすぎたので後半へ続く~
(1記事10分以内読了を目指して執筆しているホスピタリティ溢れるブログです。)

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