JICA海外協力隊の隊員は、定期的に報告書を提出する義務があります。目的は以下の通りです。
- 現地での隊員活動の記録と自己管理
- 事業関係者間での情報の共有と活用
- 国民に対する隊員活動の紹介
(参考:JICA海外協力隊ハンドブックP.27)
ということで、提出(1/28)から1か月以上が経った今日、在外事務所から承認通知が届きましたので、前回同様に「3.国民に対する~」の目的を果たす為、投稿します。
ついでに活動計画も貼っておきます。
報告書要約
配属先の教員陣に大きな変更はなく、新年度を迎えた1月には生徒が学年を一つ上がり、文房具の配布や基礎体力テストを実施した。これにより、生徒の学習環境を整備し、体力や基礎的なスキルの現状を把握することができた。また、以前から要望していた柔道専用教室が整備される予定であり、安全かつ効率的な指導が可能となる。柔道を通じた礼儀や規律の教育への期待は高く、生徒たちの人格形成や地域社会との結びつき強化にも貢献すると考えられる。一方で、派遣内容であるPCインストラクターとしての活動は、教員や生徒のICT活用の機会がほとんどない現状の改善が課題である。
南アフリカ共和国リンポポ州の人々は、日本人を勤勉で礼儀正しいと好意的に捉えているが、文化や生活習慣への理解は限定的である。また、日本の技術や文化への関心が強い一方で、興味と共に誤解や偏見が見られる場面もある。柔道は文化理解の促進や教育的価値の向上に寄与する重要な活動と位置付けられており、さらなる発展が期待されている。
昨年末に訪問したクルーガー国立公園では、野生動物の生態系や自然の壮大さに感銘を受け、地域の観光資源の価値と自然保護の重要性を改めて認識した。一方で、観光客のマナー向上や地域の環境意識を高める必要性も感じた。
また、南アフリカ柔道連盟や日本のNPO法人JUDOsとの連携により、柔道着や畳の提供を通じた指導環境の改善が期待される。連携が実現すれば、柔道を通じた国際理解や人格形成に大きく寄与すると考えられる。さらに、教育リソースや教材の整備、オフラインでも活用できるトレーニング機材の提供について、引き続き「世界の笑顔のためのプログラム」や関係機関に相談しながら活動の質を高めていく予定である。
項目1.活動計画の説明
活動計画では、生徒や教員のICTスキル向上を主軸とし、学校全体の教育環境を改善することを目標とした。現状では、生徒にがPCに触れる機会が学校、家庭問わず限りなく少なく、殆んどの教員もテスト作成時に限りPCを使用しているため、ICT機器の活用が進んでいない現状である。この状況を改善するため、まず生徒にはマウス操作、キーボードタッチなどの基礎的なPCスキルを習得させ、将来のキャリア形成や生活に役立つ知識を身につけることを目指す。また、教員にはICT機器を授業や業務改善に活用する方法を提案し、効率的で質の高い教育を実現する支援を行う。さらに、柔道指導については、リソースが不足しているものの、礼儀や規律を学ぶ機会として取り入れ、生徒の人格形成を促す役割を担わせる。派遣終了後も作成した教材やデータを継続的に活用できる形で活動を進め、持続可能な教育環境の構築を目指していく。
項目2.活動計画策定に向けた配属先との意見交換
所属先での話し合いでは、ICT教育の必要性と活動計画の方向性が議題となった。現状では、生徒がPCに触れる機会がほとんどなく、殆んどの教員もテスト作成時に限りPCを使用しているため、ICT機器の活用が進んでいないことが課題として挙がった。一方、教員たちは現状の活用状況で、業務に支障がないため、ICT活用の必要性を強く感じていない可能性がある。この課題に対し、まず基礎的なICTスキルの活用例を提案し、実践を通じて有効性を実感してもらうことが合意された。また、柔道専用教室が整備されることを踏まえ、柔道指導はあくまで補助的な位置づけとしつつも、礼儀や規律を学ぶ教育的価値を重視する方向となった。さらに、派遣終了後も作成した教材やワークシートを活用できる形で共有してほしいという要望があり、持続可能な活動計画の策定が重要視された。
項目3.配属先の動向
これまで、新規採用や産休などの入れ替わりはあれど、配属先の教員陣及び管理職に大きな変更はない。南アフリカでは1月が新年度の始まりであり、生徒はそれぞれ学年が一つ上がった。新年度の開始に伴い、文房具の配布や基礎体力テストを実施していた。これにより、生徒たちの学習環境を整備し、体力や基礎的なスキルの現状を把握することができている模様。
また、以前から校長に希望していた柔道授業専用の教室を新たに準備していただいている。専用教室の整備により、安全かつ効率的な指導を実施できる環境が整うことが期待される。また、これにより生徒たちは柔道に集中しやすくなり、指導の幅が広がると考える。現時点では派遣内容のPCインストラクターとしての需要よりライフスキルとして柔道に対する需要が高いように感じている。
さらに、学校の出勤時間がこれまでより早まり、7時からの開始となった。これにより、生徒や教員は新しい時間配分に適応しながら活動を行っている。これらの変更を踏まえ、PC及び柔道指導の強化と生徒の学力向上に向けた取り組みを今後も協力し進めていく。
項目4.受入国の人々との交流
派遣先任地である南アフリカ共和国リンポポ州の人々は、日本人に対し、勤勉で礼儀正しいという好意的なイメージを持つ一方、文化や生活習慣に対する理解は限定的または認識不足であるように感じる。特に都市部以外では、日本人と接する機会が少ないため、興味と共に誤解や偏見も見られる。アジア人全般への認識が混同される場面もあるが、日常生活では親しみやすくフレンドリーに接する姿勢が感じられる。一方で、自動車関連を中心とした日本の技術や文化に対する関心が強い人々もおり、積極的に学びたいという意欲を示す姿も見受けられる。
柔道の指導を通じ、受け入れ先からは生徒に礼儀や規律の重要性を学ばせることを期待されている。また、柔道を通じて体力や精神力を養い、自己管理能力を身につけることで、学業や日常生活にも良い影響を与えることを目指している。さらに、日本の文化や価値観に触れる機会としても柔道は大きな役割を果たしており、生徒と地域社会との結びつきを深めることを期待している。柔道を通じた活動は、単なるスポーツ指導にとどまらず、地域全体の教育や文化交流を促進する重要な要素と位置付けられており、今後のさらなる発展が期待される。
項目5.任国事情・広報活動状況
④旅行
昨年末にクルーガー国立公園へ隊員3名で旅行した。自然の壮大さと野生動物の豊かな生態系に感銘を受けた。特に、野生動物が自然の中で自由に生活している姿を間近に見ることで、この地域の観光資源がいかに世界的に貴重であるかを再認識した。また、自然保護活動の重要性や、それに取り組む地域住民の努力を知り、深い敬意を抱いた。一方で、観光客のマナー向上や現地コミュニティの環境保全意識をさらに高める必要性も感じた。この経験を通じて、住民と訪問者が協力し、未来の世代に自然の遺産を残すことの重要性を改めて実感した。
⑥他事業との連携状況
南アフリカ柔道連盟や日本のNPO法人JUDOsとの連携は、柔道着や畳の貸与を通じて指導環境の大幅な改善に寄与する可能性がある。現在、道具不足が指導の制約となっている中、連携による物資支援は活動の継続性と質の向上に不可欠である。また、オンライン指導や国際的な交流プログラムの実施も視野に入れることが出来れされば、生徒たちが柔道を通じて国際的な文化や価値観に触れる機会を得られる。これにより、柔道が単なるスポーツにとどまらず、生徒の人格形成や国際理解を促進する教育的な役割を果たせると期待される。
JICAへの要望・提案
現地での活動をより効果的に進めるため、教育リソースや教材の整備について「世界の笑顔のためのプログラム」や現地業務費など、支援の方法についての相談を希望している。また、柔道指導においては柔道着やマットなどの基本的な道具の提供も必要と考えている。現在、任地の学校からは予算が出せない状況であり、全日本柔道連盟の国際広報部にも相談をしているが、現時点で返答は得られていない。さらに、頻発する停電や不安定なインターネット環境を考慮し、オフラインでも活用できる教材やトレーニング機材の提供があれば、活動の質を向上させることができると感じている。(第1号報告書同様)
というかあっという間の半年間でした。…嘘です。めっちゃ長いです。
そして、今現在イヤイヤ期真っただ中です。
朝起きて一言目が「帰りてぇ…」です。二言目は「髪の毛ほどきてぇ…」です。
また、この記事を執筆するにあたり、改めて読み返しましたが、本音と建前って大切だなぁ…と笑
まぁそれは日本でも同じですかね。
そして、提出前の1か月だけでも結構、状況は変わっています。
さて、残りの任期約1年間!とちょっと。。。
個人的な目標は・・・
①英語の習得!副業につながるくらいに!
②柔道場建設の足掛かり!あわよくば癒着!
③アナザープレイスと思えるように”ココ”を好きになる!厳しい!
同期隊員、現役隊員の皆さん引き続き頑張りましょう!えいえいおー!
あっそういえば…各項目が「500字」となっていますが「513字」を超えるとエラーが出ます。
コピペもできません。
それに気が付くまでに質問しまくってしまった方々すみませんでした…。
超初歩的な問題でした。(PCインストラクター隊員より陳謝)
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